4月末頃から7月初旬まで川音にまじり、河鹿の鳴き声がよく聞かれます。
田山方南先生や作家の田村泰次郎先生もこの部屋を指定されました。

8畳＋6畳 （22.68㎡）

昔ながらの川沿いのお部屋です。
戦後、日本中を笑いの渦に巻き込んだ三遊亭歌笑さんは、この部屋を度々ご利用になりました。
額 日本画家 平福百穂 画

10畳＋6畳 （25.92㎡）

春は小鳥のさえずり、夏は湯坂山の川岸に光る蛍、そして秋にかけて沢山の花を咲かせるサルスベリが窓辺を彩ります。
劇作家北條秀司先生もこの部屋で書き物をされました。

10畳＋6畳 （25.92㎡）

明治時代には皇族の方々もたびたび滞在されたお部屋です。
吉川英治先生や里見弴先生も執筆活動や、ご親族との麻雀などで時間を過ごされました。

10畳＋8畳＋浴室＋WC （29.16㎡）

7月下旬頃より9月にかけてサルスベリの大木が目の前に美しい花を咲かせてくれます。
歌手の林伊佐緒さんは、この部屋がお気に入りでご家族で滞在されました。

10畳＋6畳 （25.92㎡）

この部屋の天井の竹は煤竹を利用しています。外国の方々にも喜ばれています。
窓外の栴檀（せんだん）の大木は5月末から6月頃に薄紫の可愛いい花を沢山咲かせます。

10畳＋6畳＋4.5畳 （33.212㎡）

木造3階建ての部屋は今や希少です。
見晴らしの良さが自慢の部屋で、目前の湯坂山の四季折々の風情が眺められます。10月末頃には木犀の花の香を風が運んでくれます。

10畳＋6畳 （25.92㎡）

5月頃は向いの湯坂山の緑の中に揺れる山藤が美しく眺められます。
6月頃には目の前で栴檀（せんだん）の大木が薄紫の可愛い花をつけ、11月末には山の木々が色付きます。

10畳＋6畳＋4.5畳 （29.97㎡）

当楼では一番古い明治期の部屋で、「店二階」と呼ばれ、最上級の部屋とされていました。
島崎藤村先生の「春」の中に登場する部屋のモデルといわれています。

10畳＋6畳＋4.5畳 （33.21㎡）

おひとりでゆっくりと落ち着いてお泊りいただけるお部屋です。
床の間には大正から平成にかけて活躍した女流詞文書家、稲垣黄鶴さんの書「雪月花」が飾られています。

8畳 （16.2㎡）

4部屋、合計28帖超の広いお部屋。
往年の名優、阪東妻三郎さんがお好きで、初めてのお泊りは昭和2年。ご子息の田村高廣さんにもご利用頂きました。

10畳＋8畳＋6畳＋4.5畳 （46.17㎡）

窓から見えるもみじの新緑と秋の紅葉は、屋内を染めるばかりの鮮やかさです。
4月から6月中は河鹿の声も聞こえます。幸田露伴先生や大辻司郎さんもこの景色を好まれました。

8畳＋6畳 （22.68㎡）

地下浴室に近い、当楼の中心に位置するお部屋です。 床の間の額は福井江亭が当楼で描いたものです。

8畳 （12.96㎡）

次の間つきのゆったりとしたお部屋です。
床の間の額は当楼に来泊された絵師の寄せ書きです。
額 大辻桃源 書 「寫百童集」

12畳＋6畳 （29.16㎡）

中庭では7月末から9月にかけて、サルスベリの大木が美しい花を咲かせます。
高倉テル氏が「箱根用水」を題材とした「箱根風雲録」執筆したのもこの部屋です。

8畳＋6畳 （25.92㎡）

川端康成先生は川音が聞こえないこの部屋を好み、執筆活動を行いました。

8畳 （12.96㎡）

全部で26帖あるゆったりとした大きな部屋で、ご家族連れなど大人数でのご宿泊に向いています。

10畳＋8畳＋8畳 （42.12㎡）